MT4(MetaTrader 4)は、世界中のトレーダーに利用されている高機能なFX取引プラットフォームです。
国内にもMT4を採用している証券会社はいくつかありますが、その中でも代表的な存在が「外為ファイネスト」と「FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)」です。
両社はともにMT4での取引を強みとしていますが、サービス内容にはそれぞれ特徴があり、トレーダーのスタイルによって向き不向きが分かれます。
ここでは、両社のサービスを様々な角度から徹底比較します。
Contents
外為ファイネストとFXTF サービス比較表
・取引ツール:MT4、MT5
・スプレッド (USD/JPY):変動制 (実績公開)
・自動売買(EA):制限なし・手数料無料
・MT4独自ツール:少なめ
・取扱通貨ペア (MT4):全31通貨ペア
・最小取引単位:1,000通貨
・デモ口座:あり(無期限)
・その他:約定力が高いNDD方式を採用
FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)
・取引ツール:MT4、独自ツール「GX-FX」
・スプレッド (USD/JPY):原則固定 0.2銭 (※例外あり)
・自動売買(EA):制限なし・手数料は無料
・MT4独自ツール:非常に豊富 (有名トレーダー監修など)
・取扱通貨ペア (MT4):全30通貨ペア
・最小取引単位:1,000通貨
・デモ口座:あり(無期限)
・その他:週末のMT4レートが動く
1. 取引ツール:MT5の有無と独自ツール
外為ファイネスト:MT5も選択可能
外為ファイネストの最大の特徴の一つは、MT4に加えて最新バージョンのMT5(MetaTrader 5)も利用できる点です。
MT5はMT4よりも動作速度が速く、時間足の種類が多いなど、機能が向上しています。
将来的にMT5へ移行を考えている方や、最新の環境で取引したい方には大きなメリットです。
FXTF:豊富なオリジナルインジケーター
FXTFはMT4に特化しており、その強みは豊富なオリジナルインジケーターとツールにあります。
著名なトレーダーが監修したインジケーターが無料で利用できるため、MT4をカスタマイズしてテクニカル分析を深く追求したいトレーダーにとっては非常に魅力的です。
また、シンプルな操作性が特徴の独自ツール「GX-FX」も提供しており、初心者でも扱いやすくなっています。
2. スプレッド:変動制 vs 原則固定
スプレッド(売値と買値の差)は取引コストに直結する重要な要素です。
外為ファイネスト:透明性の高い「変動スプレッド」
スプレッドは常に変動しますが、公式サイトで実際のスプレッド実績を公開しており、透明性が高いのが特徴です。
特にユーロ/ドルなどの通貨ペアで業界最狭水準の実績を誇ることがあります。
FXTF:「原則固定スプレッド」でコストを把握しやすい
米ドル/円「0.2銭」など、多くの主要通貨ペアで原則固定スプレッドを提示しています(※早朝や指標発表時など例外あり)。
これにより、取引コストの計算がしやすく、初心者でも安心して取引に臨めます。
3. 自動売買(EA):トレーダーにとっての大きな違い
MT4の最大の魅力である自動売買(EA)の環境は、両社で大きな違いがあります。
外為ファイネスト:EAトレーダーに最適な環境
外為ファイネストは、EAの利用に一切制限がなく、手数料もかかりません。
また、サーバーの安定性にも定評があり、24時間EAを稼働させたい本格的なEAトレーダーから高く評価されています。
VPS(仮想専用サーバー)の割引サービスもあり、EA運用を強力にサポートしています。
FXTF:裁量トレーダー向けのツールが充実
FXTFでもEAの利用は可能で、手数料も無料です。
しかし、会社の強みとしては、前述の通り豊富なオリジナルインジケーターや分析ツールにあるため、どちらかというと裁量取引(自分の判断で売買する取引)をサポートする機能に力を入れていると言えます。
4. 約定方式:NDD方式の採用
外為ファイネストは、顧客の注文を直接インターバンク市場に流すNDD(ノン・ディーリング・デスク)方式を採用しています。
これにより、FX会社と顧客の利益が相反することがなく、透明性の高いレートで約定しやすいというメリットがあります。
約定の速さや滑りにくさを重視するトレーダーにとって安心材料となります。
まとめ:あなたはどちらを選ぶ?
両社の特徴を、以下にまとめました。
・自動売買(EA)を本格的に運用したい方
・最新のプラットフォームであるMT5を利用したい方
・約定の透明性やサーバーの安定性を最重視する方
・スプレッドの実績値を確認し、納得した上で取引したい方
・MT4を使い、豊富なテクニカル分析ツールで裁量取引をしたい方
・有名トレーダーが監修したオリジナルツールに興味がある方
・原則固定のスプレッドでコスト管理を分かりやすくしたい初心者の方
・米ドル/円などの主要通貨ペアを低コストで取引したい方
ご自身のトレードスタイルに合わせて、最適な証券会社を選んでみてください。
どちらの会社も無料のデモ口座を提供しているため、実際に使用感を試してから本番の口座を開設することをおすすめします。